以前も少し書いたネタですが、改めて。
数年前にコーチングの勉強をしていた際、エニアグラムという個人の特性を9つのタイプに分類する方法に出会いました。そしてタイプによって「過去」「現在」「未来」どの時間軸に重きを置いているかが違うそうです。
タイプ4の私は、類似タイプの5、6と共に「過去」に重きを置くらしい。そもそも妄想癖(どんな診断テストをしてもそう出る。占いも。)もあるので、重きを置くというか、過去も現在も未来もごっちゃになっているというのが正しいです。過去の経験や感情をもとに、今をとらえています。決して昔に戻りたいわけではないのですが…。※エニアグラムについては、こちらがわかりやすいです。無料診断もできます。
それで昨日755をチェックしてたら、秋元康さんがこんなやりとりをしていて、「おおおっ!」となりました。
「若い人達が終電に乗り遅れないよう全速力で走っている姿を見て、自分はもうあんな風に走れないんだなと涙したという話を聞きました」 秋元康「今でも、あの日の光景は目に焼き付いています。全速力っていいなあ。僕はいつから、最終に乗り遅れてもいいやと思うようになってしまったのだろう。」
— 755 (@7gogo_Support) 2014, 11月 12
これ、以前に秋元さんのぐぐたすでみたことがありまして。読んだ私も、あまりにその感情がわかりすぎて涙が出てきそうになりました。↓これが初出のぐぐたす投稿↓
こんなことを思い出した。 何年か前の夜、午前零時頃、 ある大学近くの駅を車で通過した時のことだ。 駅に向かって全力疾走している、…
おそらく秋元さんも「過去」の感情を大切にされている気がします。そうじゃなきゃ、AKBの曲なんか書けないよな。そして、平井堅さんの「キャンバス」という曲の中にも似たような感情が書かれています。
「恋も夢も終電車もごちゃまぜ追いかけた」
うんうんわかる。ごちゃまぜ追いかけたって、いい表現だなあ。平井さんも秋元さん同様、全力疾走していたかつての自分を愛おしんでいる気がします。
歳をとるにつれて、全力疾走の対象はどんどん変わってゆくけど、その時にしかできない全力疾走を常にしていたい。
そして「忘れる」ことって負の記憶を消し去るには最良の解決策だけど、逆に「忘れなきゃいけない、忘れたい」ことばかりの人生も虚しい。人間関係も使い捨てになるし、成長も反省もできない。すべてをなかったことにするわけでも、過去に引きずられるわけでもなく、過去を糧に前向きに生きたいなあと思いました。
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