ときたま蟹工船生活~今年こそサブ4ランナー~

ときたま蟹工船生活をしている、TV業界出身のUI/UX Designerです。トータル・ワークアウトでのトレーニング、ランニング、ヨガ、ぼちぼちダイエット、仕事、増田さん(NEWS)のことなど、四十路な日々のつれづれを綴っております。次の目標はサブ4達成!

東京の空気感がいとおしい『あのこは貴族』

また久しぶりのブログです。名古屋ウィメンズマラソンを走られた皆様、ナイスラン&お疲れさまでした。

私も今週からオンラインマラソン頑張ります。

といいつつ、最近は、スピンバイクのトレーニングが楽しくなってきていて、ちょっとやばいです。初心者向けのデュアスロンの大会やビアンキのバイクを検索して満足している間に、貯金しようと思います。ヒルクライムに興味あり。

 

さて。

先日、映画『あのこは貴族』を観てきました。水原希子さんファンとしても、楽しみでした。

anokohakizoku-movie.com

予想はしていたのですが....

いろいろなシーンがわかりみすぎて、共感ポイントがありすぎて、

痛い、痛すぎる作品でした....。

 

「同じ空の下、私たちは違う階層(セカイ)を生きている───。」

 

ほんとに、こういう世界の人っているんだな。

大学受験で福島から上京し、内部生が半数以上を占める私立大学に入学した時。TV業界で働いていた時。インフラ企業が主催するオーケストラに所属していた時。そして今の会社で。

私は時折、"東京にしかいない人たち"に、遭遇しました。

 

誰でも知っているような歴史上の人物、〇〇家の末裔とか、華族の方とか、ものすごい都心の土地をたくさん持ってらっしゃるご家族.....。

皆さん美男美女で優しくて聡明で、時折会話にでてくる内容に"選ばれし民感"を感じずにはいられなくて。

 

いたってナチュラルに「おばあちゃま」と呼んでいたり(ちなみにうちの祖母は自分のことを「俺」と言ってましたw)、結婚式には十二単を着るのが代々の伝統....など。歴史が好きな私にとって、現代と過去の人物がリアルにつながっている彼らの話は、とにかく刺激的でした。

彼らは、生まれた時から進むべき道は決まっていて、そして本人たちもそれを当たり前だと思っていて、そんな中でも独身時代や子供が生まれるまでは青春を謳歌していて...そんな時期の彼らと、私はたまたま接点があったのだと思います。

 

一方の私は....

地元・福島の友人たちが愛用しているコーチのバッグをいつのまにか持たなくなって、Katespadeに鞍替えして卒業して、今なら自分で働いたお金でトリーバーチ(劇中で水原希子さんも斜め掛けしていました)も持てるけど、母や祖母お譲りのエルメスのバーキンは、絶対持てない。

実家に帰ったら速攻ジャージに着替えるし、

劇中で水原さんが富山の家族としていた会話

「いつ東京に帰るの?」「明後日」
「作った〇〇、東京に持ってく?」「いらない!」

は耳なじみがありすぎる。

 

一方で、地元での友人結婚式の二次会にはうまくなじめないのに、東京生まれ東京育ちの方々の文化にも入りこめない中途半端さ。

 

でも。

 

東京には、私にとって居心地の良い場所もたくさんあって。

いろんな刺激をもらえる人や環境もたくさんあって。

たくさんの出逢いと別れを経験できて。

数えきれない思い出があって。

 

生まれ育った地で人生を育むこと、違う土地で生きることに優劣はなくて
私も、東京に来て失ったもの、得たもの、どちらもたくさんあるけど、 
東京のことは、やっぱりすきかも。

 

主人公の2人が、物語の後半、ベランダで2人で語り合うシーンが最高で、これまでの自分の歩みを肯定でき、明日にむかう背中を押してもらった気がします。

 

 

そういえば、少し前に『花束みたいな恋をした』も観ましたが、いろいろな音楽やカルチャーのシャワーをあびまくっていた20代の頃を思い出して、キュンキュンしました。

NEWSの加藤シゲアキ先生も、主人公たちが 素の自分のようで見てられなかったそうですw

hana-koi.jp

 

最近は邦画ばかり見ています。エヴァも行かなきゃ。

 

ちなみに、『今夜はブギーバック』は、私の中で初めての東京カルチャー。初めて聴いた1994年の春から変わらず大好き。

「よくない⤴?」って、皆で言ってたなぁ。


小沢健二 featuring スチャダラパー - 今夜はブギー・バック(nice vocal)

この映像も最高。


BEAMS40周年記念『今夜はブギー・バック』で観るTOKYO CULTURE STORY/BEAMS40周年記念動画『今夜はブギー・バック』MV

 

『あのこは貴族』原作もよい。