トータルワークアウトに通い始めて1年くらい経った頃、トレーナー氏に
「トータルワークアウトでのトレーニングに最適化されたカラダになるんじゃなくて、なんでもいいから何かのスポーツの為にカラダを作るトレーニングをしたほうが楽しいですよ」
と、言われたことがあります。当時の私は64kgからのダイエットがある程度成功して、いろいろできるメニューが増えてきていて、やればやるほどトレーニング効果を実感できていた時期だったので、「何を突然そんなことを?」と思ったのですが、それからまもなくトレーナー氏が言わんとしていたことを理解しました。手段を目的化しないように、それとなく釘をさしてくれていたんだなー。
もちろん、パーソナルトレーニングのメニューをどんどんクリアして、負荷が上がっていって、またそれをクリアするのもやりがいはあるのですが、確かにトータルワークアウトのトレーニングそのものを競う大会はないσ^_^;
それなら、あの黒と赤のマシン空間を飛び出して、普段のトレーニングの成果が出せるスポーツに挑戦してみたいなぁと、少しずつ思い始めました。当時はマラソンのほかに、なぜかスカッシュとかもオススメされたけど、走ることが楽しくなりつつあったし、「大会」というわかりやすい実力試しの場が定期的にあるマラソンにチャレンジすることを決めた次第です。私とは無縁の世界だけど、ボディメイクが好きでトレーニングをしている方々が、ベストボディジャパンに出たりするのも、やはり大会という明確な期日に向けて取り組めたり、自分の今を客観的に認識できる場が欲しいからなのかも…とふと思いました。
そんなわけで、私のトレーニングの主目的は
ダイエットからスポーツへ。スポーツ経験が全くない私にとっては、完全に未知の世界です。痩せるために入会したジムで、まさかマラソンのトレーニングをすることになるとは、全く想像できませんでした。
その後、マラソン用トレーニングを始めた半年後の2014年9月に、足に力が入らず歩けなくなって入院したり、杖をついてジムに行って歩くリハビリしたり、昨夏にやっと走れるようになったり。気付いたら、2年間!の遠回りを余儀なくされていました。
そして今日、2016年8月28日。
北海道マラソン ファンラン11.5km、無事完走しました。またマラソン大会に出られるようになったことは、2年前に入院していた私からしたら奇跡。
どーにもガマンできなくて、途中一度トイレに行きましたが、それ以外は普段の自習ランとほぼ同じキロ6分30秒ペースで走れました(*^o^*)
沢山のランナーの皆さん、沿道の応援に励まされました。完走できるかかなり不安だったけど、なんとかなりました。何よりも2万人のランナーが一斉に走る高揚感。都市マラソンに参加したのは初めてだったので、かなり感動しました。あれはやみつきになる。それこそ、東京マラソンの高揚感はたまらないんだろうなー。
札幌の街は日差しが強くて暑かったけど、時折吹く風が涼しく、トンボも飛んでいて秋の気配がありました。また行きたい!
※こちらは大会前日の夕方に撮った写真
早速トレーナー氏に完走報告をしたら、とても喜んでくれて「アザゼルさん(私)の継続と努力の結果です」と言われたけど、私がココロ折れることなく、ずっと毎回楽しくトレーニングを続けられたのは、トレーナー氏と理学療法士さんのおかげ。トレーニングの日はいつも朝からワクワクで、万難を排して行くからね。
今日の完走は、入院中にトレーナー氏に言われた目標
1)普通に歩けるようになる
2)普通に走れるようになる
3)キロ単位で走れるようになる
4)マラソンの大会に出て完走する★
5)ハーフマラソンに出て完走する
6)フルマラソンに出て完走する
という長い道のりの中間目標 4)を達成したのみ。今回は「調子がおかしいと思ったら、すぐに走るのをやめてくださいね」と何度もトレーナー氏に言われており、タイム以前に完走することが目標でしたが、今後は、タイムを縮める努力もしなくてはです。完走できたら相談しようと思っていた、次の具体的な目標の話もトレーナー氏に伝えたので、来週からまた頑張ろう!
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